今回のイベントに登場する、平蜘蛛、曜変天目茶碗、九十九髪茄子について調べてみました。
平蜘蛛
平蜘蛛は正式には古天明平蜘蛛(こてんみょうひらぐも)と呼ぶようです。
「蜘蛛が這いつくばっているような形をしていたことから、「平蜘蛛釜」の名が付けられた。」(wiki)
松永久秀という武将が所持していたもので、織田信長の臣下になったとき、何度も所望されたけど断っていたそうな。後に松永久秀は謀反を起こし、信長と戦いますが敗北、織田信長に平蜘蛛くれれば許してやる!なんてことを言われたらしいですが、それでも平蜘蛛が信長の手に渡るのを潔しとしない久秀は、平蜘蛛に爆薬を詰めて爆死(自害)しました。
日本史上初の爆死で果てた人なんて言われているようです。
ちびorでかノブの近づいてきて爆発する攻撃は、このエピソードが元になっている?
曜変天目茶碗
曜変天目茶碗は、天目茶碗の中でもランクが一番高いのをこう呼び、その天目茶碗は天目釉と呼ばれる鉄釉(うわぐすり)をかけて焼かれた茶碗のことのようです。
「漆黒の器で内側には星のようにもみえる大小の斑文が散らばり、斑文の周囲は暈状の青や青紫で、角度によって玉虫色に光彩が輝き移動する」(wiki)
という不思議な紋様で、極わずかしか現存していません。
この、名前にもついている曜変という紋様は、現在でもどうやって作ったのか解明されてないそうです(偶然できたかどうかも分かってない)。さらに中国で焼かれたのに、完品は日本にしか残っていないと、何かと不思議なエピソードがあって面白いです。
最近だと某TV番組で鑑定結果がおかしいとかなんとかで騒がれていたので、結構知ってる人は多そう。
九十九髪茄子
茄子というのは、丸型の膨れで、口のほうが細くなっている茶入のことでなすににているのでこう呼ぶそうです。その茄子の中でも特に高い評価を得ており、天下三茄子の1つに入るんだとか。
三代将軍足利義満→松永久秀→東京の静嘉堂文庫美術館という順に人の手を渡ってきて、現在は大切に保存されています。
平蜘蛛と言い、松永久秀はかなりのコレクターみたいですね…。
とういうことで三種の茶器についてまとめてみました。
私自身は茶器さっぱりで、調べながら書いたので、不備があればごめんなさい。
松永久秀に興味が湧いたので、FGOに出てきたりしませんかね…